山口県周防大島町家房で12日午前から行方が分からなくなっていた藤本理稀ちゃん(2)が無事に発見されました!
理稀ちゃんは15日午前7時前、不明になった場所の近くの山中にいたそうです。
虫に刺されてはいましたがけがはなく、脱水症状が心配されましたが受け答えはしっかりとしていて、大事を取り、同県柳井市の病院に検査入院しました。
理稀ちゃんを発見したのは78歳のボランティア、尾畠春夫(おばた はるお)さんです。
尾畠さんは以前からスーパーボランティアと呼ばれているんだとか!
尾畠さんのこの活躍は「もはや神!」「まさに聖人!」と評判です。
インタビューに答える尾畠さんは、時折涙ぐんだりと本当にいい人なんだな~というのが伝わってきます。
思わずこちらももらい泣きしてしまいました。
今回は尾畠春夫さんの経歴やプロフィールをまとめたいと思います。
尾畠春夫さんのプロフィール
名前 | 尾畠春夫(おばた はるお) |
年齢 | 78歳 |
住居 | 大分県日出町 |
65歳の定年まで魚屋を営んでいた尾畠さん。
定年後は「自分は学歴も何もないけど世間に恩返しがしたい」とボランティア活動を始めます。
尾畠さんは全国でボランティアをする日々ですが、自宅にいるときは体作りに毎朝8キロ走っているそうです。
14日に広島県呉市へボランティアへ行こうとしていたそうですが、朝刊で藤本理稀ちゃんがまだ行方不明になっていると知ります。
「小さい命を助けたい!」と山口へボランティア先を変更、14日の午後に現地入りします。
理稀ちゃんのご家族に会い情報を得る尾畠さん。
「発見したら必ず理稀ちゃんを直接お渡しします」
と理稀ちゃんご家族と約束し、15日の早朝、理稀ちゃんを探しに山中へ向かいました。
そしてなんと捜索開始20分で理稀ちゃんを発見!
警察が3日探しても発見できなかったのに、20分で発見してしまう凄腕は、これまでのボランティア経験による賜物でした。
尾畠春夫さんのボランティア経歴がすごい!
前述したように尾畠さんは65歳から「恩返しをしたい」とボランティア活動を始めたそうですが、大分県内の山での清掃活動は平成元年から行っているそうです。
こちらの動画は山を登らせてもらう恩返しにと、尾畠さんが山の修繕、清掃活動をしている様子です。
「平成24年度ごみゼロおおいた作戦功労者表彰受賞者」に尾畠さんが表彰されており、そこには活動年数23年との記載が。
表彰当時尾畠さんは72歳だったので、山の修繕、清掃活動は49歳から行っているのですね。
しかも必要資材は自費で用意しているのだとか…まさに神、そして聖人…頭が下がります。
山口県の男児行方不明の発見者のボランティア尾畠春夫さん
こんな人いるんですね pic.twitter.com/UeUYUE6NaO— たけp (@pine9696) August 15, 2018
山口の2歳男児行方不明で男の子を発見した尾畠春夫さん、ボランティアのプロみたいなお方じゃん!
他の災害でもボランティア活動もされてるわ、地元でも環境活動で表彰されてるらしいし、すんごい方やん!∑(゚Д゚)
今回も自主的に、捜索活動するにきちんと準備をされて‥すんごい方やな!— こじったろう (@kotakoji_LOVE) August 15, 2018
尾畠さんは相手に拒否されない限り全国どこへでもボランティアへ向かいます。
東日本大震災後は500日間、宮城で遺品探しのボランティアを続け、仲間から「あんたしかいない」と隊長をまかされます。
2016年に大分の女の子行方不明事件でも尾畠さんはボランティアで捜索に参加。
「暗闇の中に光るホタルのように見えた」。菅地区の林業男性(70)は言う。6日午前0時に警察などが捜索をいったん打ち切った後も捜索を続ける人々が手にするライトだったとみられる。暦ちゃんの両親や親族が続ける捜索に、佐伯市の会社員播磨壯亮さん(40)ら2人も加わった。
播磨さんは両親と知り合いではない。ただ、同じ2歳の娘を持つ親として「いてもたってもいられなくなり」捜索に加わることにした。仕事を終えて現地に着いたのが6日午前1時すぎ。宇目出身の高校の先輩と共に警察や消防の捜索が再開される早朝まで現地にとどまり、暦ちゃんの無事を願った。ボランティアは他にもいた。日出町の尾畠春夫さん(77)もその1人。各地で行方不明者の捜索に加わったことがあるという。
出典:https://www.nishinippon.co.jp/feature/attention/article/310087/
この時、女の子は警察が捜索範囲と想定した範囲外で発見されたそうです。
「子供は道を上に登っていく」とその時の経験を活かし、理稀ちゃんが最後に目撃された場所から上へ上へと探していきます。
数キロ登っていくつもりでしたが、さわの途中で理稀ちゃんを発見。
警察から「理稀ちゃんをこちらに渡すように」と言われたそうですが、「ご家族に直接お渡しすると約束した」と渡さず、理稀ちゃんを抱きかかえお母さんへ届けます。
理稀ちゃんを探しに山を数キロ登ろうと思っていたという尾畠さん。
78歳でなかなかできることではないですよね!
ボランティア活動のないときは毎朝8キロ走っているという、体作りが健康の秘訣なのでしょうね。
山に尽くし、山に愛されている尾畠さん。
尾畠さんが理稀ちゃんを発見したのは必然だったのかもしれません。
ネットの声は?
尾畠さんに対して「神!」「聖人!!」という声が多いのですが、不可解に思っている方も多いようです。
●良かった!!!!同じ歳の子供を持つ者として涙が出るほど嬉しいです。2歳から3歳にかけては何でも自分でやりたがったり一人で行きたがったりして、手を繋いでいようにも「ママこないで!」と言われることも。一方、上の子に気を取られていた一瞬で興味関心のある方にすっ飛んでいってしまったりもするので、お兄ちゃんが3歳ならおじいちゃんも二人連れて手に余ったと想像します。どこかに落ちたらせずに、じっとしていてくれて本当に良かった
●無事でなにより
どうやって過ごしたのかな?
●連れ去り事案だと思う。
騒ぎになって出る出られなくなったてパターン。
真夏に60時間も飲まず食わずで2歳児が持つわけがない。
●曽祖父の家のそばならなぜすぐに見つからなかったの?
2歳で遠くに行くはずがないのにおかしいと思ったんだよ。
なんか不可解。
●無事でよかった。行方不明から70時間も経っているのに、どうやって過ごしていたのだろう。事件性もあるので、詳しく調べて欲しい。
●海が近くて側溝が多くてってところでよく無事に見つかりました。頑張ったね。おじいちゃん、申し訳ないが深く反省してください。
●高齢者に子供を任せてはいけないと、改めて思いました。
子供の体力についていけない。
無事発見されて良かったね
●無事に見つかって良かった!捜索に尽力して頂いた皆様に感謝です。ありがとうございました。ご家族の方々も本当に無事に見つかって良かったですね。お盆に嬉しいニュースありがとう。
●詳細が明かされないの、なんか理由がありそうね
誰か大人が絡んでなきゃ何もなく無事に保護なんて有り得ないでしょ
確かに2歳児が3日間どうやって過ごしていたのかは不思議ではありますが…。
テレビではラッシュガードを着ていて直射日光から体を守れていたこと、山中で日差しが強くなかったこと、川の水を飲んでいたことが、理稀ちゃんが無事発見に繋がった奇跡の条件とみているようです。
真相はわかりませんが、理稀ちゃんの幸運と尾畠さんの功績であったと、美談で締めくくる方がいいですよね!
何より、責任を感じていた理稀ちゃんのおじいちゃんが本当にほっとしたことでしょう。
理稀ちゃんが早く病院から退院し家に戻れることを祈ります。
尾畠春夫さん、本当にありがとうございました!
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