7月5日の『爆報!THEフライデー』では、2015年4月22日に事故死した萩原流行さんの警察を相手取った裁判の真相結末を特集。
萩原流行さんが事故死してからもう4年になるんですね…。
事故のニュースを見たときに「あの萩原流行さんが!?」とビックリしたものですが、あれからもう4年とは…。
今回は2015年4月22日に起きた萩原流行さんのバイク事故死の経緯や裁判の真相結末をまとめたいと思います。
萩原流行さんのバイク事故死の経緯
2015年4月22日、18時ごろに東京都杉並区高円寺南の青梅街道をバイクで走行していた萩原流行さん。
乗っていたハーレーダビッドソンとワンボックスカーが接触し、転倒して道路に投げ出された萩原流行さんは、後続の車に轢かれ、病院に緊急搬送されるも19時26分に亡くなりました。
ん?ワンボックスカーと接触?
ということは警察にはなんら問題はないわけですが、なぜ萩原流行さんの妻・まゆ美さんは警察相手に裁判を起こしたのでしょう?
実はこのワンボックスカーは警察の護送車だったんです。
しかし、警察はこのワンボックスカーが護送車だということを隠し、「萩原流行、ワンボックスカーと接触転倒事故死」と発表しました。
ワンボックスカーが警察の護送車だというのは、翌日公表しました。
萩原流行さんの事故経緯をごまかす警察
警察は当初「萩原流行さんが先に転倒し護送車に接触した」と言っていました。
警視庁によると、事故は22日午後6時ごろ発生。現場は片側3車線で、一番左側の車線を走っていた護送車が路上駐車の車をよけるため車線を変えたところ、中央車線を走っていた萩原さんのバイクが転倒し、護送車の前輪付近に接触した。
その後、萩原さんは追い越し車線に投げ出され、会社役員の男性(59)の乗用車にひかれた。男性は「バイクが転ぶ音がして、タイヤで何かをひいた感触があった」と話している。
出典:日刊スポーツ
当時うつ病に苦しんでいた萩原流行さん。
「薬の副作用で具合が悪くなった?」「ボーっとしてしまった?」「うつ病で〇にたくなった?」
萩原流行さんがなぜ転倒したのか?様々な理由が憶測されました。
しかし警察が発表した萩原流行さんが先に転倒して護送車に接触した、というのが嘘だったんです。
警察の主張が事実ではない2つの理由
①目撃者の証言
事故当時、近くを走行中だった男性は取材陣に「バイクとワンボックスカー(護送車)が中央車線内で、異常なほど接近して並走していた」と証言した。
出典:スポニチアネックス
バイクと護送車は中央車線内で異常なほど接近して並走していた、とのこと。
左車線を走っていた護送車と、中央車線を走っていた萩原流行さん。
護送車が目視による確認を怠り車線変更をしたことで、萩原流行さんのバイクと異常なほど接近した状態で並走するも、避けきれなくなったバイクが護送車に接触したと考えられます。
②護送車運転手の警部補の証言
警部補は「車線変更した後にドーンと転倒するような音が聞こえた。バイクに当たった感覚はなかった」、会社役員の男性は「バイクが転ぶ音がして、タイヤで何かをひいた感触があった」と話している。
出典:スポニチアネックス
警察の主張を元にするとドーンと大きい音を立てて転倒した萩原流行さんが、護送車に接触、右車線に投げ出された萩原流行さんは、後続の車に轢かれた、ということになります。
しかし、右車線に投げ出すほどの接触をしておきながら、「バイクに当たった感覚はなかった」というのはおかしいと見る人も多いようです。
つまり「ドーンと転倒するような音」、この時が護送車とバイクが接触し転倒した時というわけなんです。
また、直線を走っているバイクが、何もなく転倒するのはおかしい、と見る意見も。
バイクが先に転倒して護送車に接触したのではなく、バイクと護送車が接触したことによりバイクが転倒、という方が現実的のようです。
もし萩原流行さんが先に転倒していたとしても、その原因は護送車の不注意な車線変更。
どちらにしろ護送車に非がありそうです。
萩原流行さんバイク事故に対する警察への3つの疑惑
①現場検証
事故後の現場検証は50人かかりで7時間もかかったそうです。
事故に絡んだ人物が多いほど時間がかかるそうですが、今回絡んだのは少なくとも3人。
この人数で7時間はかかりすぎなので、警察車両が絡んだことで慎重に検証したと言われています。
一方でこれだけの人員と時間が割かれるのは異例のことのため、警察が何かを隠蔽しようとしているのでは?という声もありました。
また妻のまゆ美さんと弁護士が立ち会った実況見分では、護送車を運転していた警部補不在のまま行われました。
加えて護送車、バイク、乗用車が実際とは異なる位置で行われた実況見分に、まゆ美さんは激怒しました。
②賠償金の申し出
実況見分が行われた5月14日、警視庁と東京都職員から賠償金について説明を受けたそうです。
事故時、萩原さんのオートバイは転倒後、警視庁の護送車と接触したとされる。萩原さんが車線変更した護送車をよけようとし、オートバイごと転倒して事故になった可能性もあり、堀内氏は「賠償金の話をしてきたということは、内々では警察側が過失を認めたということ。人の命なので、何億円にもなる可能性もある」。一方で、警察側の責任を明確にすべく「刑事、民事の両方で訴える方向で話を進めている」とした。
出典:日刊スポーツ
賠償金の話をしたということは、警察側は過失を認めたんですね。
しかしながら真実を明らかにしない警察にまゆ美さんは憤り、「真実を明らかにしたい」と語っていました。
③死体検案書
事件直後警察はまゆ美さんに「死因は心房破裂」と説明しました。
しかし、監察医が作成した死体検案書には「直接死因 不詳」「受傷から死亡までの期間 不詳」と書かれていたそうです。
なぜ心房破裂が不詳になったのでしょうか?
もしかして直接の死因は車に轢かれたのではなく、萩原流行さんのうつ病が事故の起因と持っていきたかったのでしょうか?
萩原流行さんの顧問弁護士、堀内さんはこのように語っていました。
- 死体検案書は監察医が遺体を検案した結果と、警察からの報告を総合して作成する。
- 警察側が監察医に捜査状況をはっきり伝えなかったので、困った監察医は「不詳」としか書けなかったのでは?
もしこれが事実なら、警察が何かを隠そうとしているのは明らかですよね。
萩原流行さん事故死裁判の真相結末は?
萩原まゆ美さんは「萩原流行の名誉の回復、着せられた汚名をすすぎたい」と警察相手に裁判を起こします。
2016年8月30日、東京簡裁は萩原流行さんの事故は
- 護送車が安全確認不足で車線変更したためにバイクが転倒
- 萩原流行さんの運転に落ち度はなかった
と認め、護送車を運転していた高井戸署の袖崎賢訓警部補に自動車運転処罰法違反(過失致死)罪として罰金70万円の略式命令を出しました。
当時の報道では萩原流行さんが精神的に不安定だった、服薬中だったとか印象操作が繰り返されていたので、まゆ美さんが望んでいた名誉回復となったかもしれません。
その他にも知られざる真相が爆報フライデーで聴けるかもしれません。
わかり次第追記したいと思います!
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