仮面ライダー剣(ブレイド)に主演した椿隆之さんは2016年11月に東京都中野区の路上でゴルフクラブで殴打され、顔面に大怪我を負いました。
ここ最近、椿隆之さんは情報番組に出演し、怪我の状態や裁判の状況、社会に伝えたいことなどを語っています。
少なくとも『ノンストップ!』『爆報THEフライデー』『バイキング』に出演されました。
失礼ながら私はこの事件を存じていなかったのですが、『ノンストップ!』『爆報THEフライデー』『バイキング』に出演された際の痛々しい姿、悲痛に訴える姿に事件の真相が気になり調べてみました。
今回は
- 椿隆之さんのプロフィール
- 椿隆之さんが顔に傷を負ったロードレイジ事件まとめ
- 民事裁判が進まない理由?
- 加害者の岡崎豪とは?
- 椿隆之さんの後遺症
- 椿隆之さんの今後
などをまとめたいと思います。
椿隆之さんのプロフィール
名前 椿隆之(つばき たかゆき) 生年月日 1982年6月28日 出身地 千葉県 身長 185cm 体重 55kg 血液型 O型 事務所 itoko production
1982年に千葉県で産まれた椿隆之さん。
2018年3月現在、35歳になります。
椿隆之さんは2001年10月に窪塚洋介さんが主演、柴咲コウさんがヒロインを演じた映画『GO』の少年A役でデビューしました。
デビューは19歳だったのですね。
GO出演後は俳優としてのお仕事はあまりなかったようですが、2004年に『仮面ライダー剣』の主人公、剣崎一真役に大抜擢され、一躍有名になりました。
特撮ヒーローは子供はもちろん、一緒に見ているお母さんからも人気ですからね!
仮面ライダー繋がりで竹内涼真さんや内田理央さんと撮った画像がインスタグラムにありました。
現在はitoko productionに所属している椿隆之さんですが、実は色々な事務所を移籍しています。
デビュー時所属していたのはスターダストプロモーションでしたが、2007年5月に離籍。
フリーの期間を経て2007年11月よりラ・セッテへ移籍、2009年1月31日に離籍。
2011年5月よりグリーンメディアへ移籍、2013年5月に離籍。
2013年6月からitoko productionに所属しています。
短期間で4つの事務所に在籍されていたんですね。
事務所を移籍した理由はわかりませんでしたが、人間関係や待遇面などで何かしらあったのかもしれません。
2014年より黒田勇樹さん、杉浦タカオさん、ウチクリ内倉さん、斎藤このむさんと共にサーティワンアイスクリーマーズとしてユニットを組み、主に舞台で活動しています。
椿隆之さんはサーティワンアイスクリーマーズで演出も担当しています。
このサーティーワンアイスクリーマーズ、ユニット名を見たとき「サーティーワンアイスの宣伝か何かしているのかな?」と思ったのですが、どうやら結成当時、椿隆之さんが31歳だったことから、『サーティワンアイスクリーマーズ』と名付けたようです。
俳優として順風満帆に活躍されていた椿隆之さんですが、2016年11月8日に悲劇に見舞われます。
続いては事件の内容をまとめます。
椿隆之さんのロードレイジ事件まとめ
ロードレイジとは…運転手が割込みや追い抜きに一方的に腹を立て、実力行使(あおり運転や暴力行為等)にでる報復行動のことを言います。
2017年6月、東名高速道路で家族が乗った乗用車をあおり夫婦2人死亡、子供2人が怪我をするという痛ましい事件が起きました。
これにより『ロードレイジ』という言葉が大きく世の中に浸透することになりました。
■椿隆之さんのロードレイジ事件
2016年11月8日夜、舞台の稽古を終えて帰宅している途中、中野区内の歩行者優先の道路で椿隆之さんとバイクが接触しそうになりました。
椿隆之さんと口論になったバイクの運転手(当時29歳)は弟・岡崎豪(当時22歳)を呼び出します。
岡崎豪はゴルフクラブを持っており、そのゴルフクラブで椿隆之さんの顔を殴り、椿隆之さんは全治6か月の大怪我を負いました。
直ちに病院に救急搬送され、緊急手術が行われたそうです。
椿隆之さんの当時の怪我の状況がこちらです。
- 打撲による左眼球結膜出血
- 左頬骨粉砕骨折(体部・頬骨弓)
- 左顔面挫創(内眼角部)
- 上顎骨粉砕骨折
- 鼻骨骨折(鼻中隔部)
左目は失明してもおかしくないし、あたりどころが悪かったら死んでいたかもしれない大怪我でした。
椿隆之さんはショックによる一種の健忘症になり、事件のことを全く覚えていないそうです。
病院で目を覚ました椿隆之さんは、ゴルフクラブで殴られたと聞いても、「そうなんだ…」という感じなのだそうです。
暴力って本当に怖いですよね…。
加害者の岡崎豪は現行犯逮捕されたそうですが、正当防衛だったと主張。
これにより刑事裁判は長引き半年かかりましたが、正当防衛という主張は認めず、懲役3年執行猶予5年の有罪判決が出ました。
争った形跡があった為なにかしらそういった理由があったのでは、ということで執行猶予付きの判決となったそうです。
判決後、怪我の治療費の一部は加害者から受け取った一時金で賄いました。
ただ傷跡を見えなくする手術費用もそれなりの治療費がかかりましたし、傷を負ったことに対する慰謝料を求めて民事訴訟を行う予定です。
そんなの岡崎豪に求めて当たり前ですよね!
何故に椿隆之さんが傷も負って治療費も出さないといけないのか…
しかし、未だに民事裁判を起こせていません。
これには岡崎豪がまた勝手な言い訳をしています。
椿隆之さんが民事裁判を起こせない理由とは
前述のように椿隆之さんの治療費は多額であり、弁護士・裁判費用も含めて現在までに数百万円も自己負担しています。
また顔の傷ですから、鏡を見るたびに事件のことを思い出し、精神的につらい日々が続いています。
治療費と慰謝料を求めて民事裁判を起こすことは当たり前です。
去年、加害者の岡崎豪へ民事裁判を起こす意向を伝えました。
しかし岡崎豪からは
「お金が無いから民事訴訟は待って欲しい」
との申し入れがあり、現在まで保留中になっています。
反省するのは当たり前です。
しかし、心にも体にも傷を負った被害者に対して、目に見える形での誠意を見せることも大事だと思います。
損害賠償請求には3年の時効があり、このままだと刑事も民事も責任を逃れることができてしまいます。
このまま岡崎豪は何の責任も取らずに逃げ続けるのでしょうか…?
このままだと椿隆之さんが泣き寝入りになってしまいます。
なんとしても民事裁判を起こした方がいいですよね。
ただ裁判を起こすにも費用がかかります。
本来なら加害者が金銭面を保障しますが、加害者が保障してくれない場合、国が保障してくれる「犯罪被害給付制度」という制度があるそうです。
バイキングでは弁護士より犯罪被害給付制度を申請するように、とおススメされた椿隆之さんですが、すでに窓口へ相談に行っていたそうです。
しかし、窓口では
「今の現状ではこの制度を利用するのは厳しい」
と言われたそうです。
なぜ窓口の方がそのような判断をしたのかはわからなかったそうですが、弁護士さん曰く、岡崎豪が一時金を支払っているので厳しいといったのではないか、ただ椿隆之さんの場合は後遺症もあるから、その点をもう一度伝えてみてください、とのことでした。
窓口の方、その時ありえないことを言っていたんですよ。
「給付制度が今よりもっとよくなるように訴えてください」
えー!?!?
いやいやいやいや…確かにお役所ですからどうにもできないかもしれませんが、被害者が訴えないとよくならないなんて…
ただもう少し被害者に寄り添った運営をしていただきたいです。
椿隆之さんはバイキングでこう語っていました。
勾留された加害者は税金でご飯を食べて国選弁護人まで賄ってもらう。
支払能力がなければ被害者が泣き寝入りすることまである。
この現状をなんとかできないのか?
こういった現状って、当事者になってみたいとわからない部分だと思います。
今回私は椿隆之さんのお話を聞いて、なんて日本は犯罪者に優しい国なんだろう、と思いました。
お偉い政治家さんたちはいい給料をもらって不倫や不正受給する前に、こういったことに目を向けて欲しいですね。
加害者の岡崎豪とは
加害者の岡崎豪とはどのような人物なのでしょうか?
名前:岡崎豪(おかざき ごう)
年齢:22歳(犯行当時)
職業:無職
在住:東京都中野区中央
2018年現在、岡崎豪が働いているかどうかはわかりません。
しかし「お金が無いから民事裁判起こさないで」なんて無責任なことを言っていないで、働いて椿隆之さんに少しでも誠意を見せて欲しいです。
岡崎豪は成人していますが、兄や両親にも責任はあると思います。
お金がない、ではなく何としてでもかき集めて謝罪するべきでしょう。
岡崎豪はTwitterで自身の顔画像を投稿していました。
失礼ながらいかにも…な感じですね…。
椿隆之さんのブログにこのような記事がありました。
民事裁判は、相手の金銭事情もあり今、裁判し勝訴しても僕自身の弁護士費用、治療費用などが出費でしか、ならなくどんなに一生懸命、仕事しても民事裁判での費用に飛ぶ次第なのです。
一先ずは、相手側の誠意、人間性を信じようと、こちら側が、泣き寝入りをしない為の誓約書を交わそうと思っていたのですが、どうやら態度が非常によろしくないらしく開き直った感じでいてまして,積極的に応じない。
との事で、呆れるとしか言いようがない状況です。
出典:椿隆之公式ブログ2018年3月12日「悲しいです。」
椿隆之さんが岡崎豪の金銭事情を汲み、時間をあげようとしているのに、岡崎豪は開き直った不遜な態度で接しているようですね…。
岡崎豪には椿隆之さんへしっかりと謝罪していただきたいです。
椿隆之さんの後遺症
椿隆之さんの怪我は治りましたが、以下のような後遺症に苦しまれています。
- 左顔の傷跡が消えていない
- 以前できていた顔が作れず、自分が思い描いている表情・演技が行えない
- 顎の骨折によりかみ合わせが変わってしまい、しゃべり方が以前と違う
- 食事は普通に食べられるが、違和感がある
これは俳優さんにとっては致命的ですよね…。
リハビリもとても過酷だったそうです。
顎の骨を固定し口が開けられない為、最初の一か月は流動食。
今はだいぶ開くようになったそうですが、最初は小指の先ほどしか口が開かなかったそうです。
実は私も顎の骨の手術経験があるのでよくわかるのですが、骨折しているので口を開くのと痛いですし、大きな口が開けられないためにご飯を食べるのも苦労しました。
流動食以降もうどんやおかゆなど、柔らかいものから慣らしていかないといけません。
私は下顎の感覚がなくなってしまったため、何か物がついていてもなかなか気づきません。
椿隆之さんも感覚が無くなってしまったかはわかりませんが、顔の傷跡がまだ消えていないこともあり、顔を売っている俳優さん・タレントさんですから、私なんかよりもっと大変だというのは想像つきます。
椿隆之さんの今後のお仕事
現在椿隆之さんは舞台やラジオに出演されているようです。
怪我や通院のこともあるので、単発のお仕事をされているようですね。
ただ単発のお仕事といっても様々な分野で活躍されています!
椿隆之さんは仮面ライダー剣時に活舌が悪く、たくさんの空耳が生まれました。
「本当に裏切ったんですか!」
が
「オンドゥルルラギッタンディスカー!」
に聞こえたという視聴者がネットに書き込み広がり、仮面ライダー剣でのこのような空耳が『オンドゥル語』と呼ばれるようになりました。
寛大な椿隆之さんは、「僕の活舌の悪さから広まったオンドゥル語を僕は公認しています」と発言。
後に仮面ライダー公式でも『ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー 〜ガチで探せ! 君だけのライダー48〜』にて、サブタイトルが「ピーマン! オンドゥルラギッタンディスか?!~みずがめ座O型の君へ~」という作品が登場し、オンドゥル語がまさかの公式化になりました(笑)
そんなオンドゥルがまさかの椿隆之さん公認のキャラクター化し、H.U.Gでグッズ展開を行っています。
あ、公認しているから「まさか」ではなく必然でしょうか(笑)
今年の2月には椿隆之さんがアニメ、『ポプテピピック』に出るのでは!?と話題になりました。
2018年1月13日にTwitterで『ポプテピピック』を見ているとの発言。
2018年2月2日にブログにて『声優の仕事をした』との発言。
これにより、椿隆之さんがポプテピピックに出演するのでは!?と憶測が飛びました。
が、この声優のお仕事は『ポプテピピック』ではなく、『エターナルリンケージ』というアプリゲームのお仕事でした。
4月からエターナルリンケージで実装されるキャラクターの声を椿隆之さんが務めています。
王子様のキャラクターらしいですよ。
公式のハッシュタグがひどいことになっていますね(笑)
ネット上では
「まだ怪我が完全に治っていないから、今は声優の仕事があると椿隆之さんも嬉しいんじゃないかな」
「こういった仕事から肩慣らししていって、またテレビで演技見たい」
というった声がありました。
無理のない範囲で、またドラマで活躍する椿隆之さんを見たいですよね。
まとめ
今回は『ノンストップ』『爆報!THEフライデー』『バイキング』に出演され、現状を語った椿隆之さんに関してまとめました。
岡崎豪は…本当に開き直った態度をしているのなら許すまじですよね。
謝罪の気持ちはお金ではないです。
が、形の見える誠意としてしっかりと対応して欲しいです。
椿隆之さんもテレビでこういったことを語るのは当時を思い出し辛いと思います。
現在の制度に不満があり、同じような被害者が泣き寝入りをしなくなる世の中になって欲しい思いから、メディアで現状報告をされているんだなと感じました。
オンドゥル語の件やツインテールの日にはツインテールをしちゃったりととてもおちゃめな椿隆之さん。
一日でも早くこの件が落ち着き、怪我が完治し、笑顔で演技する姿が拝見できる日を待っています。
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