台風13号が関東に近づいてきていますね。
夕方~夜にかけて接近するそうで、交通機関の遅延や運休が予測されて憂鬱になります…。
台風の発生は8月がピークなんだそうです。
ところで、今回の台風13号には『サンサン』という名前が付けられています。
また、気象庁が8月8日13時30分に台風14号が発生したと報じました。
この台風14号の名前は『ヤギ』。
ヤギ!?台風らしからぬかわいい名前ですね(笑)
そこで、台風の名前はどうやってつけられているのか気になったので調べてみました。
台風の名前はアメリカがつけていた
台風には従来、アメリカが英語の人名を付けていました。
主に女性名を使用していましたが、30年前くらいから男性名も使われるようになりました。
女性名や男性名をいくつか用意し番号を振り、台風が発生すると1番から順に名前を使っていき、最後まで使用されたらまた1番に戻り繰り返し使用します。
アメリカに甚大な被害をもたらした『カトリーナ』や『サンディ』は記憶に新しい方も多いと思います。
こういった大きな災害を残した台風名は引退し、2度と使われることはありません。
このように元々はアメリカの人名を使用していた台風の名付けですが、2000年から東アジアでは名前の付け方が変更になりました。
東アジア地域の太平洋で発生した台風に関しては、直接影響を受ける東アジアで名前を付けよう、ということになったのです。
日本や中国、タイ、ベトナムなど、東アジアで台風委員会に加盟する14か国が、各々名前の候補を10個ずつあげました。
つまり、東アジアで発生する台風には140個の名前が決まっていて、それが順番につけられています。
2000年に発生した台風第1号にはカンボジアで「象」を意味する『ダムレイ』の名前が付けられました。
以後、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて、最後まで使用すると『ダムレイ』へ戻ります。
台風の年間発生数の平均25.6個なので、約5年間で台風の名前が一巡することになります。
ちなみに2018年は1月3日にフィリピンで台風1号が発生し、ラオスで高原の名前で知られる、『ボラヴェン』と命名されました。
サンサン、ヤギの名前の由来は?
台風13号サンサンは香港で少女に使われている名前なんだそうです。
人名を使用しているところがアメリカの台風の名付けに通じていますね。
さて、気になるのは台風14号ヤギです。
なぜにヤギ??という感じですが、実はこのヤギは日本が台風の候補に挙げた名前です。
日本が付けた台風の名前一覧
日本も台風委員会に加盟しているため、台風の名前候補を10個登録しています。
- Tembin テンビン
- Yagi ヤギ
- Usagi ウサギ
- Kajiki カジキ
- Kammuri カンムリ
- Kujira クジラ
- Koguma コグマ
- Kompasu コンパス
- Tokage トカゲ
- Hato ハト
「なんじゃこの名前は??」と一瞬思いますが、日本では実在する「星座」の名前から台風の名前候補を挙げたそうです。
台風14号はヤギに出番が回ってきたわけですメェェェェェーー
台風がくると憂鬱になってしまいますが、台風の名前の由来を調べるとちょっと楽しくなりそうですね!
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