『生きてるだけで、愛。』は趣里さん主演で2018年11月に映画化されました。
原作は本谷有希子さん作の恋愛小説。
映画公開時は趣里さんの体当たり演技が大変話題となりました。
しかし、その体当たり演技に趣里さんの父・水谷豊さんが怒ったとか??
今回は『生きてるだけで、愛。』のネタバレ感想まとめや水谷豊さんが怒った趣里さんの体当たり演技などをまとめたいと思います。
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生きてるだけで、愛。の原作は?
『生きてるだけで、愛。』の原作は本谷有希子さん作の恋愛小説。
「恋愛小説らしくない恋愛小説」、「深い読後感が得られる」と話題になりました。
表紙もぱっと見、恋愛小説っぽく見えないですよね~。
『生きてるだけで、愛。』のキーとなる葛飾北斎が描いた富士山。
波しぶきの瞬間は科学的には1/5000秒の瞬間を切り取ったと言われています。
『生きてるだけで、愛。』のエンディングテーマのタイトルも1/5000。
切なくてやるせなく、きれいで繊細なこの音楽をぜひ聴いてみてくださいね。
生きてるだけで、愛。のあらすじは?
同棲して三年になる寧子(趣里)と津奈木(菅田将暉)。もともとメンタルに問題を抱えていた寧子は鬱状態に入り、バイトも満足に続かない。おまけに過眠症のため、家にいても家事ひとつするわけでなく、敷きっぱなしの布団の上で寝てばかり。姉との電話やメールでのやり取りだけが世間との唯一のつながりだった。
一方の津奈木も、文学に夢を抱いて出版社に入ったものの、週刊誌の編集部でゴシップ記事の執筆に甘んじる日々。仕事にやり甲斐を感じることもできず、職場での人間関係にも期待しなくなっていた。それでも毎日会社に通い、家から出ることもほとんどない寧子のためにお弁当を買って帰る。
津奈木は寧子がどんなに理不尽な感情をぶつけても静かにやり過ごし、怒りもしなければ喧嘩にすらならない。それは優しさであるかに見えて、何事にも正面から向き合うことを避けているような態度がむしろ寧子を苛立たせるが、お互いに自分の思いを言葉にして相手に伝える術は持っていなかった。
ある日、いつものように寧子が一人で寝ていると、部屋に安堂(仲里依紗)が訪ねてくる。かつて津奈木とつき合っていた安堂は彼に未練を残しており、寧子と別れさせて彼を取り戻したいと言う。まるで納得のいかない話ではあったが、寧子が津奈木から離れても生きていけるように、なぜか安堂は寧子の社会復帰と自立を手助けすることに。こうして寧子は安堂の紹介で半ば強制的にカフェバーのバイトを始めることになるが…。
母親譲りの躁鬱を繰り返す、趣里さん演じる主人公の寧子。
ある日、コンパで出会った菅田将暉さん演じる恋人・津奈木と同棲中。
バイトはおろか家事もやらない寧子に怒ることなく、仕事帰りにお弁当を買って帰るかいがいしい津奈木は一見優しく見えるけど、単に面倒から逃げているだけ。
そんな折、津奈木の元彼女・安堂(仲里依紗さん)が現れて、寧子を自立させようと?
生きてるだけで、愛。主なキャストは?
第73回毎日映画コンクールのノミネーションが本日発表され、『生きてるだけで、愛。』の趣里さんが主演女優賞にノミネートされました!!
受賞の結果発表は1月下旬に、表彰式は2月14日に神奈川・カルッツかわさきにて開催されます。https://t.co/PIzDDmKNPF#生き愛 #趣里 #菅田将暉 #関根光才 pic.twitter.com/SZfUqBHZDe— 映画『生きてるだけで、愛。』公開中! (@ikiai_movie) December 21, 2018
主人公:寧子(趣里)
躁鬱で過眠症の引きこもりの女性。津奈木に寄生するように生活をしている。
「時代に犯されている疲弊をあぶりだした作品」「パーソナルな部分に寄り添った役」という菅田将暉さん特有の表現がすごく好き
津奈木という繊細で周囲に消費される社会的弱者な菅田さんの疲れた姿の美しさと儚さはすごく刺さるので「生きてるだけで、愛。」を見てほしい pic.twitter.com/EXcOXliChm— 呼吸 (@ZroMw_mw) February 13, 2019
津奈木(菅田将暉)
寧子の恋人。文学に夢を抱いて出版社に就職するも、現在はゴシップライター。
安堂(仲里依紗)
津奈木の元恋人で津奈木に未練があり、寧子を自立させようと画策する。
磯山(松重豊)
津奈木の上司でゴシップ雑誌の編集長。
村田夫妻(田中哲司、西田尚美)
寧子がバイトするカフェバーの経営者。
趣里さん、菅田将暉さんの脇を固める俳優陣もとても豪華な顔ぶれですね!
生きてるだけで、愛。ネタバレまとめ
寧子と津奈木の出会い。そして変わらず過ぎていく日々
寧子と津奈木は同棲して3年になるカップル。
同棲と言えば聞こえはいいけど、実際は寧子が津奈木宅に押しかけ、既成事実を作り、居座っているだけなのです。
躁鬱を繰り返し、過眠症でもある寧子は寝てばかりいてバイトはもちろん家事もしません。
そんな寧子を責めることなく何も言わず、寧子に暴力を振るわれても淡々と毎日を大人しくやり過ごす津奈木。
そんな津奈木にイライラが募っていく寧子。
ある日、津奈木の元カノの安堂が突然寧子の元に訪れます。
津奈木に未練がある安堂は、
「ヨリを戻したいからお前は津奈木と別れて出ていけ。24時間家にいて何もしないなんて、人としてどうかしている!」
と寧子のことをヒステリックに批判します。
寧子と津奈木を別れさせるには、寧子を自立させないと、と安堂が常連のカフェバーに寧子をバイトに行かせます。
カフェバーのオーナー村田夫妻は、安堂のヒステリックな様子に驚きながらも、寧子を雇うことに決めます。
バイト初日、鬱と過眠症がが重なって遅刻・欠勤、仕事中のミスも連発してしまう寧子ですが、村田夫妻は温かく寧子を見守り続けます。
津奈木の限界、そして爆発。
もともと文学系を志して出版社に入社した津奈木。
しかしゴシップニュースを発信するだけの毎日にやりがいを感じられず、適当に流して生きていましたが、しかし確実に心はむしばまれていっていました。
津奈木の寧子への接し方もおざなりになり、寧子のイライラはますます募っていきます。
ある日津奈木は、編集長に黙って書けと言われた記事を投げ出し、自分の書きたい記事を入稿してしまいます。
ついに気持ちを抑えきれずに、限界を迎えた津奈木は爆発。
会社の窓ガラスにノートパソコンをぶん投げ、地上へ落ちたパソコンは木っ端みじん。
これ、映画の予告でも使われていて、衝撃的なシーンですよね。
粉々に壊れたパソコンはこれまで無難に過ごしてきた日常の終わりを、そして今までの自分の殻を破った津奈木と重なりました。
会社をクビになってしまった津奈木、それでもその顔は晴れ晴れとしていました。
寧子も爆発。そして逃走
初日勤務終了後、歓迎会を開いてくれた村田夫妻。
どんなに失敗しても受け入れてくれた村田夫妻に、ここでなら自分も変われるかもしれない、この場所を大切にしていきたい、と思い始めた寧子。
しかし「ウォシュレットが怖い」という寧子の発言に、誰も賛同してくれません。
「やっぱり私はみんなと違うんだ」と爆発した寧子は外に飛び出し駐車場にあった車をぼっこぼこにし、店内に戻るとトイレタンクの蓋を床にたたきつけて破壊。
そして逃走。
寧子はパニックになって津奈木に電話。
駆け付けた津奈木の眼の前を、服を脱ぎながら全力疾走する寧子。
津奈木は服を拾いながら寧子を追いかけ、たどり着いたのはふたりが住むアパートの屋上。
全裸で屋上のフェンスに寄り掛かる寧子は「鬱期間は終わった」と告げます。
「津奈木、私といて疲れないようにしてるでしょう。すぐに謝るのもむかつく」
とこれまで言わずにいたことを吐き出します。
寧子は自分と同じくらいの熱量で津奈木がぶつかってきてくれないことを、腹立たしく思っていました。
「あんたが別れたかったら別れてもいいけど、私は私から別れられない一生。津奈木は私と別れられていいなあ」
津奈木のことを腹立たしく思うのと同時に、寧子はこんな自分が嫌で嫌でしょうがなかったんですね。
津奈木は「一緒にいよう」と寧子に告げます。
葛飾北斎が描いた有名な富士山の絵、あの波しぶきは科学的には1/5000秒の瞬間を切り取ったもの。
葛飾北斎があの一瞬を、あの美しい瞬間を絵にすることができたのは、きっと葛飾北斎が誰よりも富士山のことを考えていたから。
これからも自分たちはぶつかり合うことは間違いない。
でもこの一瞬、1/5000秒は確かにふたりは繋がったのでした。
趣里さんのヌードに父・水谷豊さんが激怒?
趣里さんが全裸になったと話題になった『生きてるだけで、愛。』ですが、ベッドシーンというわけではなく、ただ単なるヌードでした。
そう、バイト先のオーナーにウオシュレットの件で共感を得られず、物を破壊し逃げ出したとき。
街を疾走しながら1枚、また1枚と脱ぎ捨てていく演出は、鬱から躁に変わっていった演出でしょうか?
もしそうであれば、とても大事なシーンですよね。
実際この場面の趣里さんのヌードは、わぁ~やらしい~!というものではなく、芸術的に見えました。
しかし、このヌードに激怒したのが趣里さんのお父さん水谷豊さん。
うーん、水谷豊さんも俳優であるわけだから、『生きてるだけで、愛。』にかかせないシーンと理解されていると思うのですが。
正直、「えー!女優魂を見せて脱いだ趣里さんなのに怒っちゃうの??」と複雑な気分になりました。
が、水谷豊さんは「一度ヌードになった女優はそういう目で見られ、役の幅が狭まる」と趣里さんの今後の仕事を案じて怒ったんですね。
娘の全裸を見られたくないという気持ちもあると思いますが、どちらにしろ親心ですよね~。
生きてるだけで、愛。の無料視聴方法!
「恋愛小説だけど恋愛小説じゃない」…その言葉通り、恋愛というにはズシっと重いテーマで、でも確かに愛を切り取ったこの作品。
明るく弾けた役を演じることが多かった菅田将暉さんは、でも「実際の自分は津奈木に近い人間」と語っています。
「そろそろパーソナルな部分に寄り添った演技がしたい」と思っていた時に津奈木役のオファーをがきたので、嬉しかったとか。
普段とは違う、菅田将暉さんの演技をぜひ見ていただきたい。
もちろん趣里さんの芸術的ヌードシーンも。
そんな『生きてるだけで、愛。』は2019年5月10日よりレンタル開始されます。
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